タイトルは今週のワンピです。
まあ、いろいろある回なんだけど、正直インペルダウンの状況についての報告だけで頭がいっぱいです。
感想じゃなくて「ああああ署長・・・署長・・・orz」 という内容なのですが一応下げておきます。※署長は死んだわけじゃないです。
どうしようもなくなって心情を書き散らしてるだけなのですが、ネタバレ回避のために。
署長は真面目すぎると思う。今週は文字だけの登場だったにも関わらず心臓が痛い。
ぶちゃけ、ルフィたちが監獄を脱出した時点で“署長はどれだけ自分を責めるのだろうか”という点は心配していた。
ボコボコにされた副署長の姿を見た署長は命を懸けても彼らの脱獄を阻止したかったと思う。これが失敗するということがどんなに残酷なことか。だって署長がマンガの主人公だったら少年誌にあるまじき鬱展開ですよ。
その上署長は、そのショックに浸る暇もなく黒ひげ一味の殲滅に向かわなきゃいけなかった。黒ひげの一味といえば仮にも軍備のある一国(ドラム王国)を壊滅せしめた強大な戦力ですよ。どんだけ地獄だと。過酷な任務にも程があると思った。
多分、署長はそれでも諦めなかったのだろうと思います。数々の異常事態に対処し、黒ひげの襲撃にも全く動じず、混乱する部下の精神を立て直し、一人で大暴動を追撃してた人だ。だからきっと管制室で倒したボンちゃんの処置を部下に命じて、一瞬の躊躇もなく次の現場に向かうだろうと予想してた。たとえ敵が七武海でも。
署長はインペルダウンの精神を支える柱だった。どんな過酷な状況でも、冷静かつ前向きに対処する署長しか想像出来なかった。
それが。
ブランニューさんの報告によれば
「ひどいやられ様で 虫の息との事・・・!」
「真面目な男です・・・!! ずいぶん責任を口にしている様子で・・・」
「体が動けば 自決しかねない 精神状態と・・・」
心 が 、 折 れ と る 。
想像以上に悲惨なことになってた。
肉体どころか精神までズタズタだった。
死ぬことを考えてた。
黒ひげ&LEVEL6はやっぱり署長をスルーしなかったんだな。
攻撃したんだな・・・連戦で消耗していただろう署長を。多勢に無勢で、瀕死になるまで。
それで一命を取り留めた署長には自責の念ばかりで何の救いもないのか。
尾田先生は署長にどんだけ試練を与えれば気が済むんだ。
尾田先生はいいキャラに絶望を与えることに関しては本当に容赦ねえなと思います。叩けば叩くだけ美味くなる主義というか、ドン底から這い上がらせるというか。アーロン編の時から先生は相当な鬼畜だなとは思っていました。本来私はそういう展開が大好きなのですが。逆境カタルシス万歳主義なんですが・・・
それでも、あまりにも容赦がなさすぎる。
まあ・・・署長がLEVEL6の囚人によって深手を負わされる所までは、悲しいかな想定の範囲内だったんですよ。だけど私の妄想では事件後の署長は、ケガの治療をしつつ世界政府の査問に出て毅然と「今回の責任は全て私にあります」とか言うはずだった。副署長以下全職員の処罰を取り消してもらって、罪を一人で背負って「これが署長として最後の勤めだ」とか言う予定だった。
で、ハンニャバルに「監獄のことは貴様に託す」と言って、最後に涙まみれの副署長を見てちょっと笑う。可愛い部下が20年前と同じ顔してるのに気付いて、笑う。そして全職員が号泣しながら全力で手を振るのに見送られて、堂々と晴れやかに去っていくもんだと思ってた。
で、現実。
署長の真面目さが私の予想を遥かに上回ってた。
自責の念があまりにも強かった。責任を取って可及的速やかに死のうとしてた。
どれだけ精神的にズタボロなんだよ署長。ワンピのキャラが自決って何だよ。ちょっと尾田先生、やめてよマジで。
まさか署長がそんなに自分を責めるとは。
だって、あれは正直言って仕方なかっただろう。署長以外の全員が「あの戦力で攻められたら仕方ないよ」って言うだろ。だって敵は七武海(ジンベエ)+元七武海(クロコダイル)+3億(ルフィ)+大暴動(能力者を山ほど含む)だったし。更に七武海(黒ひげ)一味の襲撃が重なった。で、挙句LEVEL6が開放された。それらに内と外から一斉攻撃を仕掛けられたら、そりゃ地獄の門も突破されるわ。不可抗力だろう。
それなのに、自分は恐らく毒の使用リミットを振り切って、伝説級の囚人さえ相手にして、瀕死の重傷を負って
それでも己を責めるなんて、いくらなんでも辛すぎるだろう。
事前にネットで“今週はセリフだけの登場”と聞いてた。挿絵付きだったら読めなかった。読む前は「久々に署長の姿が見たいのに」と思ってたけどこれは無理。痛ましすぎて確実に泣く。想像だけでも涙目なのに。
でも続くセンゴクさんの「くだらんマネは絶対にさせるな!!!」でちょっとだけ救われた気がします。この人は多分、作中で署長と最も立場が近い人だ。同じ巨大な政府組織の長で、その重い責任に命を懸けている、いわば同士。その人がこれを言ってくれたのが嬉しかった。今の今まで海軍の威信を懸けた戦争をしていた元帥だからこそですよ。
海軍元帥と監獄署長は同列で立場の上下はないはず。だからこの一言は指示でも命令でもなく、純粋に署長の命を案じての言葉なんだろうなと思いました。
-‐-‐-‐-‐-‐-署長と元帥‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-‐-
今週の元帥を見て、署長と元帥は恐らく面識があるんだなと思いました。立場を考えれば当然なんだけど、ただ顔を見たことがあるだけじゃなく、ちゃんと会話したことのある“知り合い”なんだろうなと感じました。
黒ひげが本部に登場した時、元帥はシリュウに向かって「マゼランはどうした」って聞いてました。「監獄は」じゃなくて。今回もブランニューさんに開口一番「マゼランは無事なのか」って聞いてました。尋ねたのが監獄の状況ではなくて署長個人の安否だった。
そういえば、監獄の状況はセンゴクさんの管轄外です。もちろん事務的な情報収集の意味もあったろうけど、純粋に“知り合い”への心配が含まれてたのでは・・・と想像を膨らませてます。
もしそうならば嬉しい。前からセンゴクさんと署長の絡みがあったらいいなと思っていたので。
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それにしても・・・全力で戦って重傷を負って、それでも自分を責めてる署長の状態が壮絶すぎます。
今回はルフィの心の傷がかなり壮絶なんですが、マゼラン署長の悲愴さもそれに負けてないと思う。こうなったら署長も早く気絶すべきだと思う。自決って何だよ・・・。ああ、でも意識を失ったら危ないのかもしれない・・・。瀕死の重傷を負ってるのに生きる気力もないとか、本当に酷い。
署長に一刻も早く、なんらかの救済が欲しいです。
今の署長を支えられるのはきっと副署長しかいないと思うんですが。あとはドミノさんか。監獄の職員総出でもいい。元帥の激励でもいい。
尾田先生の漫画だからまだ「いつかは報われるだろう」と信じてるんですが。でもこのまま何週間も待たされたらワンピを鬱漫画として認定してしまいそうだ。ああ・・・でもしばらくは終戦の傷を描くターンなのかな・・・。
ああ、署長・・・。
自決って・・・自決ってなんだよ、尾田先生・・・。
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タバコ吸ってる人がキョロキョロした瞬間に灰皿を差し出し、時間を聞かれた時に誰よりも早く答えることを生き甲斐にしている。座右の銘は「当意即妙」。軽度のナルシズムは功罪一体で重度のサディズムは秘匿事項。手紙書き・片付け・シイタケが非常に苦手な、体長163cmの学名“Homo sapiens”でございます。
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