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随分と日が空いてしまいましたが、大牟田観光レポの後半です。「お昼ごはん~午後の観光」編

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『三井港倶楽部』

三井港倶楽部は、明治40年8月10日、清水組(現清水建設(株))三代目社長清水満之助により設計起工され、明治41年2月16日上棟、明治41年8月15日、三池港の開港と同時に開館しました。
以来、三井関係の社交倶楽部であるとともに、外国高級船員の宿泊や接待の場所、あるいは皇族方を始め、政財界人の迎賓館として広く利用されてきました。 (『旧三井港倶楽部』

↑お昼ごはんを食べた「旧三井港倶楽部」の紹介。明治に建った洋館。外観も素敵ですが内部がすごい。なんたって明治の迎賓館ですから。豪奢な内装、分厚い絨毯、年季の入った木製扉、布張りの椅子、高い天井。明治の貴族がパーティーをしていたであろう広間でお食事が出来るという贅沢。

どっしりしたテーブルに白いクロスがかかっていて、各席には何本ものスプーンとナイフ、フォークが並んでいます。席に着いて注文を終えると給仕係の人が物腰優雅にグラスへ水を注いでくれます。水といっても喫茶店やそこらの飲食店のようなポットからではなく、ガラス製の水差しからワイングラスへソムリエのごとく注いでくれます。

 

 

そこのお店はカレーが伝統あって有名なんだそうです。ただ二番人気が大好きなオムライス。迷ったけれど隣のHさんと分けっこする約束で私はオムライス、Hさんはカレー。

オーダーが済むと給仕さんがやってきて料理に合った食器を用意してくれました。(テーブルには最初から、コース料理用に合わせてナイフとフォークがズラッと並んでました。) カトラリーケース持った給仕さんが一人一人の食器を静かに並べて行くあたり、とても緊張しました。

 

しばらく雑談してたらカレーが出てきました。しかもカレールーが専用のあの容器に入ってる!銀色でアラジンのランプみたいな形の例のアレ!

わー本格的、と思っていたら続いてオムライスの登場です。・・・やった!卵がオムレツになって乗ってるアレだ!!

えー、つまりライスの上に半熟オムレツが乗ってて、ナイフでオムレツの真ん中を切り開いて“デュワ~ッ”と広がる半熟卵を見つめて食前にテンションを上げる・・・というあのタイプです!(オムレツの他タイプといえば、卵をとじないでライスの上に乗せる形式や、not半熟の薄焼き卵でライスをくるむ伝統的なタイプもあります)

「オムレツ乗せタイプ」に私狂喜!しかし他人様の手前、ヒャッホイ三唱したくなるのをグッと堪えます(なんだそれ)。

その半熟オムレツの出来といったらもう最高でした。デミグラスソースもおいしいしバターライスもすばらしい!Hさんにわけてもらったカレーも大きいお肉がやわらかでルーも得も言われぬ感じで(ボキャブラリー足りなくてスンマセン)とても美味しかったです!

更に食事が終ったら食後のコーヒーの時間です。社長さんが慣れた感じで給仕さんに「隣にお願い」と言って、皆でお隣の喫茶室へ移動。喫茶室の部屋もまた豪華なしつらえで、広い室内には高級応接セットのテーブル+ソファがいくつか置いてあります。(やや小さめの、ホテルのロビーのような空間をイメージして下さい)

そうかー。ゆっくりお茶する場合は食卓とは別間に移動するのか。そんな所にもセレブを感じます。そしてコーヒーと紅茶を飲みながら歓談。窓際の席なのできれいなお庭が見えます。紅茶おいしかったです。

 

近くの席でウエディング(ここの建物で結婚式もできる)の打ち合わせをしているカップルもいました。明治時代の迎賓館でウエディングとかすごいなー!と思っていたら打ち合わせを終えた館の人を社長さんが呼びました。それがこの館の責任者の方らしく、私もご紹介に預かりました。その責任者の方(女性)の物腰には品格があり、明るく華やかで腰は低く嫌味がないという、接客のザ・プロフェッショナルという感じでした。

こういう人とこういう場所でウエディングの打ち合わせをするカップルはさぞかし素敵な気分だろうなと思います。いいな~。

お茶を終えた後はちょっと館内を見て回りました。歴史ある建物だけにお値打ちのありそうな収蔵品もいろいろあり(伊藤博文直筆の書とか!)明治のお屋敷の内装が見られて楽しかったです。全室に大理石の暖炉があるというところにも驚きます。

建物二階の小さめの一室は結婚式で花嫁さんの控え室に使われるそうです。白塗りの壁に濃いブラウンの内装、緋色の絨毯がシックで重厚な雰囲気を作り出していました。白のウエディングドレスが大層映えそうなお部屋で想像しただけでドキドキします。

 

まあ、そんなこんなで港倶楽部の見学とお食事が終りました。その後で社長さんとは別れて大宰府に参拝しました。来る時間が早かったら古物市のようなものが開かれていたらしいです。片付けをしている露天のあちこちに面白そうな古道具があったので見逃したのは残念。

大宰府の後はお土産物店の通りを抜けて徒歩で九州国立博物館へ。博物館はあまり時間を取れなかったというか、閉館時間が近かったのでゆっくり見て回れませんでした。

でも九州国立博物館はすごかった。とにかくデカくて建物の形がとても前衛的。入る前から圧倒されました。

この時の展示テーマはアジアの「馬」でした。これはこの日が最終だったんだけど、常設展示も面白そうだったし博物館カフェも良さげだったし、また今度時間を取って行きたいです。

 

とまあ、そんな感じの福岡レポでした。不思議なメンバーで不思議な距離感での観光旅行だったなー。

一番の収穫は、自分や友達との観光ではあまり行かないような場所を人の紹介で回れたということに尽きると思います。港倶楽部は自力でもいつか行きたいな。一人じゃ気後れするので誰かと一緒に。そして今度はカレーを頼むんだ。

人生の経験値がグンと上がった一日でした。

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  • 福岡レポにコメントするつもりが…
詩人 2010/09/19(Sun)22:41:54 編集
HTBめちゃくちゃ楽しそうじゃんかよお!うらやましい!
へー、そんなにクオリティ高かったのか!凄いな、スタッフ本気だな…
さえきさんに二度足を運ばせるほどのものだもんね!(来月もう一回いくのよね?)
いや、読んでて楽しかった。またレポ楽しみに待ってるよ♪
  • Re:福岡レポにコメントするつもりが…
感想ありがとう!
詩人さんのコメント投下後にいくらか編集・投下したので、良かったらまた目など通していただければ幸いです☆

実際2度行く価値あるなーと思います。
町並みや海辺の雰囲気が良いから、あそこで過ごす時間自体がアトラクションという感じで。TDLほど賑わってないおかげでそんなに並ばないでい済むしね(笑)
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さえき(saeki/S女史)
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女性
自己紹介:
好きな色は青・深緑・赤白黒。大の武具甲冑好きにして生粋の日本刀フェチ。好きな刀の部位は今のところ鎬かな☆(刀身を光に照らした時にカッコイイ)。好きな恐竜の学名は“Eoraptor lunensis (暁の略奪者)”で好きなドロンボーはボヤッキー!
タバコ吸ってる人がキョロキョロした瞬間に灰皿を差し出し、時間を聞かれた時に誰よりも早く答えることを生き甲斐にしている。座右の銘は「当意即妙」。軽度のナルシズムは功罪一体で重度のサディズムは秘匿事項。手紙書き・片付け・シイタケが非常に苦手な、体長163cmの学名“Homo sapiens”でございます。
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