みんな知らないかもしれないけど、おとついは「十五夜」だったんだよー。
おとついの夜、私はもちろんお月見をしました!
コンビニ(セブンイレブン)でおだんご買って。――K先輩(とそのお友達)と。
更には、昨日の夜(実はほんの数時間前)までお月見してました!
コンビニ(セブンイレブン)でおだんご買って。――F先輩とT先輩と。
2連チャンだよ。
んで面子がすごいんだ、これが。
分かりにくい尺度で悪いけど・・・彼らは「わたくしの身近なあこがれのひと」ランキングで堂々の1位・2位・3位を占めてる方々なのですよ。
その三人と、二晩にわたって月夜のデートですよ。
月夜のデートですよ。
コンビニのお団子も、お団子に姿が似ていたから買った肉まんも
冷たい10月のベンチも、夜風も、街灯の光も
とりとめのない会話も、ふとした瞬間の沈黙さえもが
みんな、やさしい金色に輝いてる。
忘れられない思い出。だからカメラなんかなくてもいい。
私、月の光に酔ったみたい。
だから・・・今なら何を言っても許されるでしょう?
お月見・一日目
大学のキャンパス内の石畳に腰掛けて、その冷たさに秋を感じた。夜風も寒かった。
肉まんとあんまんを計5つ買った。
ピラミッド形に積んで記念撮影。見ればなんだかお団子っぽく・・・はなかった。やっぱりね。
お団子もちゃんと2パック買ったし、加えて夕食も買った。
完食に苦労したのは言うまでもない。私なんか肉まんを3個も食べた。
でも、一番大切なのは
「共通体験」であり「共有する記憶の有無」
同じ時間をすごすことで、そこに何らかの関係と仲間意識が芽生えればいい。
求めたのは
「部の後輩の1年生」から「一緒に月見をしたあの1年生」への発展。
簡単に言えば。
「ああ、昨夜はどうも」
そして先輩の笑みと、軽い会釈。
翌日の部室で、会った途端にそんな声を掛けられたら。
それでいい。
舞い上がる意識。優秀な舌。
自然な会話、思い出の反芻、笑顔 ・・・・ 暗黙の了解、笑顔、笑顔・・・
それでいい。それが全てだ。
お月見・二日目
部活の練習帰り。あこがれの部長(王道だね)の車で送迎。
昨夜のことを語れば「お月見」に好反応で、コンビニから夜の公園へ。
私だけの送迎。地の利は我に。
やっぱりベンチは冷たいけれど、夜風も冷たいけれど、耐えられない程でもなく。
そこでも交わされるのは他愛のない会話。
1年生のこと、先輩のこと、恋愛のこと・・・日常の話を三人でひたすらに。
本当に必要なのは、月と秋への感傷と、それを共有することによって深まり行く絆。
会話自体が目的で、そこに月があるのは必然。
何より重要なのは。
私の家の前で。
ヘッドライトが夜道を照らす。私の帰り道を。
振り返って会釈をすれば
ライトが瞬いた。
『また、明日ね』
言葉より深く、胸にしみる声の掛け方があった。
それこそが、私の求めていたもの。
玄関に着くより先に私はもう夢の中を歩いてた。
・・・月を、そしてあなたとの会話を求めた夜だった。
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タバコ吸ってる人がキョロキョロした瞬間に灰皿を差し出し、時間を聞かれた時に誰よりも早く答えることを生き甲斐にしている。座右の銘は「当意即妙」。軽度のナルシズムは功罪一体で重度のサディズムは秘匿事項。手紙書き・片付け・シイタケが非常に苦手な、体長163cmの学名“Homo sapiens”でございます。
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