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趣味というほどではないけれど、お菓子作りはたまにやる。

よく作るのはレモンカスタードケーキ、パウンドケーキ、クッキーなどなど。
レパートリーは多くもないが少なくもない。
というか、レシピがあればなんとか作れる・・・かな、ってレベル。

 

先日も朝からクッキーを作った。

午後からは学校だった。
けれど、どうしてもその日にクッキーを学校へ持って行きたかった。それをサークルに差し入れたかった。

時間的にちょっと厳しかった。けれど強行した。

作ったのは私の十八番(オハコ)といっても過言でないアイツ。多分、今まで一番多く作ってきたお菓子 『絞り出しクッキー』

正直言って、失敗した。

 

手作りお菓子の代名詞、定番、王道、しかも得意。

チョイスは間違ってないと思う。敗因は慣れによる油断と、それから時間がなかったことかなー・・・
(やっぱりソレか!)

今日はその失敗談を披露

 

 

『手作りお菓子の差し入れ』  その戦略的効果のすさまじさをご存知?

①女の子っぷりをアピール出来る
②食料提供者として感謝される
③みんなに一目置かれる
④コミュニケーションが円滑になる

などなど利点多し。ステータスの向上著しく、話題の中心になれて、さらに賞賛の言葉が四方八方から遠慮なしに飛んで来る。ヤッホウ!
(そこのアナタ、別に全ての女の子がそんな計算をしながらクッキーを差し入れているわけじゃないのよ。悲観しないで)

これほど“オイシイ”イベントを見過ごすことは出来ない。

 

それでもお菓子作りなんてのは暇な土・日・祝日にやるべきであって、午後から講義のある平日の朝なんかには自粛すべきだった。

少なくとも、もう少し早起きしてやるべきだった。

だからこんな事になるんだ。

 

私の人生、かくの如し


行く道は険しく、帰る道はなく

紆余曲折を経て、軋轢を知り、やがて年老いてゆく。それは人のさだめ
困難は絶えることなく、桃源郷への希望は依然として儚い
長い旅路に疲れを知り、立ち止まり、振り返れど
それでも尚

行く道は険しく、帰る道はなく

嗚呼 人生はかくの如し

 

そう

 

①人生と同じくらい甘くないクッキー

 

 

「あれー? おかしいな。つーか主食にするレベルだぞコレ。食パンやスコーンに並ぶ素っ気なさだぞ。何だコレ。ちゃんと砂糖も入れたはずなんだけどなー・・・」

噛めば、あのご飯でおなじみの甘み。炭水化物特有の、唾液で分解されたでんぷん質のほんのりとした甘さ。

中学校のころの、理科の実験を思い出す。

 

ヨウ素液の特性を知ることも目的の一つだったあの実験。唾液にご飯粒を入れて温め、ヨウ素液ででんぷんが分解されたことを確かめる実験。
・・・比較実験、体温、酵素が、唾液の働き

・・・・・・・・・・――断片的な記憶――・・・・・・・・・・

実験で使う『唾液』は、班でジャンケンに負けた人が羞恥と屈辱に耐えながら提供したものだ。

試験管の中に溜まった友達のツバを理科室で温める。その非常識な行為は当時中学生であった私たちに大きな衝撃を与えた。

怪しげな儀式を思わせる材料、学校イチ危険な空間「第二理科室」、壁に並ぶ解剖動物のホルマリン漬け。
生理的な嫌悪、学生の義務感、文部省への反感と疑念・・・・

今は遠い、背徳と好奇心に囚われて人体の神秘を知った日。

『人間の唾液』と真剣に向き合った、最初で最後の記憶。

ああ、しかし、私の日常には最早『ヨウ素液』という単語を使う機会が一切ない。

 

 

・・・それはともかく、今日は砂糖ナシの方向で?

 

バタバタと学校の準備をしながら原因を考えた。数分後に思いついたことは

「あ、砂糖はそこまでちゃんと量ってなかったな」

砂糖っつーかカラメルクリームだけど。
半分寝ぼけながら、お椀入りカラメルクリームの総重量から、器にしたのとは別のお椀の重さを引いた(いい加減)
で、適当に「あー、これの半分~2/3かな」なんて言いながらカラメルクリームをボウルに入れたことは覚えてる。

でもおかしいな。分量通りに入れたハズなんだから、ちゃんと甘くなってるハズ なんだよ。

出来上がりがそんな味である時点で、まァ、気分は「ショボーン」だったわけだけど、それにまぎれて忘れていたことがあった。

 

 

②生焼けクッキー

 

 

オーブンを開いて中を見た瞬間

「白ッ!!」

シマッタとオモッタ。←言語センスに動揺が如実に現れてると思う

・・・おめえ、今まで日サロに入ってたんじゃねーの?(170℃でこんがり)
つーか、なに美白宣言してくれちゃってるわけ!?
カントリーマアムのバニラにでも触発された? マジありえねー!

悲しいことに、私には焼き直しの時間がなかった。

家のオーブンじゃ生地が1/3ずつしか焼けない。
身支度なども含めて、あと40分ちょいで家を出なければ。でないと昼休みのうちにクッキーを届けられない。予熱ナシの15分でこの有様なら次は18分焼く。
つまり、あと2回=36分

ここで苦渋の決断。
第一斑:26名。負傷のため、この段階をもって本作戦への参加を断念。

 

しかし・・・・・

戦力の1/3。この損失は大きい。第二班をオーブンに送り込みつつ、私は依然悩んでいた。――なんとか彼らを戦列に復帰させる手立てはないものか。

やがて、そんな私の創意工夫と飽くなきチャレンジ精神が一つとなった。

嗚呼、そこに舞い降りたのは「奇跡」を司る美しき女神。彼女は私に新たな局面にすすむ勇気をくれた。光の導くままに、私はキッチンに有る「それ」を手にした。

奇跡(ミラクル) has come !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③フライパンで炒ったら焦げちゃった☆クッキー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん、ビックリ。

『焦げちゃった☆』 がさ、裏返したら

『焦げちゃった』 になってた。

 

いやー、奇跡じゃね? クッキーをフライパンで焼いて焦がすなんてさ、普通じゃないって。・・・当時はイケる気がしてたんだ。


第一斑、ついに半数が永久除隊。残りの半数も依然として負傷中(真っ白)。

上官はクビだね、こりゃ。

 

結局、家を出るのを10分遅れさせて第一斑の生き残りや二、三班の負傷者を治療した。(私ァ時間通りに家を出られたためしがねぇよ)

 

そうしてまでして出来たのが、クッキーよりスコーンに近い代物だっつー悲しさ。(形はカワイイ)

10分のロスを通り戻すために必死に自転車をこぎながら、頭の中で

(あー、やっぱこんなビミョーな物は先輩方には食べさせられねェな。
ステータスの向上どころじゃねえ。料理下手のレッテル、ぎこちない空気、コミュニケーションの阻害・・・この戦略的ダメージのデカさは計り知れねえよなー・・・)

なんて考えてる。

 

この徒労感。

 

それでもわずかな望みに賭けるがゆえに、ペダルを漕ぐ足は止められず、サドルに腰は下ろせず、希望という名の真の目的地は見えず。

(友達に食べさせて、万が一「アリだ」と言われたなら先輩にお出ししよう・・・)

↑儚すぎる望み

 

(ごめん、Mちゃん。あなたに一番に食べさせてあげたのは、あれ毒見だったんだ)

 

歩道の段差に乗り上げるたびに、荷物の中でタッパー入りの手作りクッキーがボロンボロンと転がる音がする。

 

らんなうぇー、らんなうぇー

甘くないクッキーと甘くないわたしの人生

 

 

 ------------------------

 

 

行く道は険しく、帰る道はなく

 

立ち止まれず

 

振り返れど、嗚呼・・・・

 

 

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さえき(saeki/S女史)
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女性
自己紹介:
好きな色は青・深緑・赤白黒。大の武具甲冑好きにして生粋の日本刀フェチ。好きな刀の部位は今のところ鎬かな☆(刀身を光に照らした時にカッコイイ)。好きな恐竜の学名は“Eoraptor lunensis (暁の略奪者)”で好きなドロンボーはボヤッキー!
タバコ吸ってる人がキョロキョロした瞬間に灰皿を差し出し、時間を聞かれた時に誰よりも早く答えることを生き甲斐にしている。座右の銘は「当意即妙」。軽度のナルシズムは功罪一体で重度のサディズムは秘匿事項。手紙書き・片付け・シイタケが非常に苦手な、体長163cmの学名“Homo sapiens”でございます。
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