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『功名が辻』の「関が原」 感想をチョボチョボ書きます。

けっこうヒートアップしてるんで、歴史や大河ドラマに興味のない人はどうか無視して下さい。

あと、管理人はやたら『葵~徳川三代~』の「関が原の合戦」をひきずってます。

終始 「 『葵』に比べたら全然ダメなんだけど『功名~』だからいいか・・・」 という論調なので、『功名~』ファンの方は許して下さい。

本当は『功名~』も大好きなんだよ!

 

-----------------------------

 

どうやら(というか疑いなく)合戦シーンの随所が過去の大河ドラマ『葵~徳川三代~』の使い回しだった。

それに関して一言物申す!

 

使い回せばいいじゃない!

むしろ、そっちの方がいいじゃない!

『葵』だヤッホ―――イ!!!

 

私の中で『葵~徳川三代~』は過去最高の大河ドラマなのです。
特に「関が原の合戦」に関して、あれを越える映像作品はまず出ないと思っている。鎧兜もすばらしい出来だと思う。むしろ使い回しオッケー!

最高の「関が原」を見た(と思ってる)身なので、今日の『功名が辻』で合戦シーンを見ても正直あんまり感想がない。

 

ほら、一度最高級の松坂牛とかを食べたらさ、他の安い牛肉を食べても

「んー・・・うまいんじゃね?」

とかしかコメント出来ないよ。(多分)
もはや 『国産牛=至高の食材』 なんて思ってたあの頃には戻れないよ!(多分)

いい意味であきらめがついてたというか、期待していなかった。

今回は合戦モノとしては・・・「んー、良かったんじゃね?」って程度の評価です。

  

 

 

・・・まあ、ちょっと言わせてもらうならアレだ。

島津家の扱いが・・・小さかったな。うん。

 

 
 

関が原に絡んだ武将の中では、島津義弘・豊久が一番好きだ。
その反骨精神あふれる生き様がカッコイイ。

そして、関が原の合戦で「小早川秀秋の寝返り」に次いで熱いエピソード・・・
それが「島津の本陣突破」だ。

これはドラマとしては相当面白いエピソードなのに、今回カットされちゃった。

あんまり悔しいから『葵』の頃のNKHテキストを持ち出して一人で書いた。
あのエピソードをドラマに織り込んだら本当に島津が好きになるよ!

 

 

小早川の裏切りによる形勢逆転。
西軍は総大将の石田三成が逃亡。味方の軍勢にも敗走、逃亡、殲滅、総崩れなどが続出していた。
西軍は圧倒的に不利。

中でも島津の形勢は最悪だった。

四方を敵に囲まれた――逃げ道がない。

そこで島津勢が取った驚異の行動、それが「敵本陣突破」だった。

西軍壊滅は目前である。
その状況で死中に活を見出さんとばかり、島津の軍勢が家康の本陣に向かって猛然と走り出した。

島津の総勢数十騎と徒歩隊が、すさまじい勢いで一直線に駆けてゆく。
対するは東軍の本多忠勝・井伊直政・松平忠吉ら。
勝機の有無など端から問うまでもない。死に物狂いの中央突破だった。
怒号が東軍の前線を掻き乱した。その血みどろの突撃は、圧倒的な勢力差をも揺るがして家康の本陣に迫ろうとする。

勝利を確信していた総大将・家康の喉元に、手負いの島津が喰らいついた。

わずかな手勢をすり減らしながらも、猛る牙が東軍の包囲網を食い破る。
大軍の懐に進むに連れて攻撃の壁も厚く厳しくなる。昨夜の雨にぬかるんだ関が原の地面に、島津の足軽や騎兵が、一人、また一人と崩れ落ちた。――それでも島津勢は止まらない。

やがて東軍の追撃を一身に受けて、ついに豊久が倒れた。
義弘を逃すため、わずかな手勢と共に捨て身で退路を守っての凄絶な最期であった。
そして義弘以下の十数騎は、背後の豊久や追撃者を顧みる余裕すらなく怒涛の勢いで敵陣を駆け抜けた。馬に激しく鞭打ちながら烏頭坂を越えてゆく。


彼らが目指すのは伊勢街道、そして遥か彼方の所領 薩摩・・・。

――多くの犠牲を払いながら混戦の関が原を抜けた義弘の前に、国許への長い帰途が開かれようとしていた。

 

(この敵中突破を経て義弘は落ち延び、西軍の武将ながら徳川の時代に家督を残すことに成功している)

 

 

 

 

島津家、熱いぜコンニャロォォォォォォーー!!

大好きだァァァァァァ!!

(そりゃもう、暑苦しいくらいに)

 

 

それがさ、OAのナレーションでは「島津も敵中を突破して敗走」とか何とか、たった一言で終わりでやんの。

ケッ!

三成が陣に赴いて出陣を促した時だって、要は「昨夜オレが言ったことを聞かなかったお前に、いまさら加勢する気なんかねーよ」って言ったようなもんだ。

戦場でダダこねるな!拗ねるな!!

つーか器が小さいんだよ!!!(泣)

 

島津家びいきの私にしたらそんなところが不満ですよ。

あと、単なる忍びの六平太が情勢に及ぼした影響もデカ過ぎる。

 

小早川秀秋に意見してるってことは毛利家の家臣か軍師なわけ?
いやいやいや。
陰密として潜入ったって足軽雑兵が関の山でしょうに。それで小早川を諌めるとか・・・勘弁してよ。

脚本家さん、いくら彼が万能キャラだからって無茶させるのは程々にしたら?
関が原は一豊と千代のために催されるような小さいイベントじゃないからさ。

そりゃ、多少のご都合主義には目をつぶるよ。主人公以外の武将の扱いが小さいのも『功名が辻』だから仕方ないんだけどさ・・・頼みますよ。

(↑何だかんだ言って『功名~』をナメてるんだよな、私は・・・。ごめんね)

 

まあ、他にも何点か「不満だけど、むしろそれで良かった」って箇所があった。


・三成の右腕、名将島左近が出なかった

 これはチラリとも出なかったね。まあ『葵』の夏八木勲さんが良すぎたから、ここで中途半端な島左近が出ても何も嬉しくなかったんだけど。

徳川秀忠が描かれなかった

 『葵』で西田敏行さん(今の家康)が演じておられた秀忠。出てたら面白かったかも・・・なんて思う。いや、話がブレるから不必要なキャラは出さない方がいいけど。

・その他、武将たちの心の機微を描いたエピソードがなかった

 そこらへんは、そもそも『葵』クオリティーを要求するのが間違ってる!

 

うーん、フォローに良いところも挙げとこう。


・装備品が『葵』の流用であり、キャラが誰かすぐに判別できた。


・鎧、兜の前立て、旗印などを見たらちょっと懐かしくなった。

 (この2点は全く『葵』のことじゃん・・・)


・一豊のセリフ「家臣らに伝えよ。屍を踏まぬようにゆけとな」が彼の心情に沿っていて良かった。

 これはさすが『功名が辻』。「勝つこともまた、寂しいことじゃ」と合わせて一豊の戦に対する感情(予告を見るに、ここらへんが次回のテーマのようですね)が出てるし、いいセリフだ。


・黒田長政(役の人)が父の黒田官兵衛(=斎藤洋介さん)に異様に似ていてびっくりした。

 オープニングを見逃したんだけども、まさか斎藤さんのご子息?とか思ってオフィシャルを覗いたがどうも違う。顔立ちとかメイクとかのせいなのかな??
思い余って検索しました。引っかかったWikiをのぞいたら、斎藤さんでなく田宮二郎さんのご子息だとか。へー・・・
黒田官兵衛は『功名~』屈指の好きキャラなので、黒田一族に気を配ってもらえたことが嬉しいよ。(無理だと思いつつ)願わくば関が原後の官兵衛さまも描いて欲しいな~(´・_・`)

誉めどころはそんなとこ。

 

 

 

予想外の辛口になっちゃった・・・。本当にいつもは『功名が辻』が好きで甘々の評価なんだけどね。それ以上に「合戦好き」が出て、大きな期待を寄せちゃったんだよね。

 

えっと・・・来週も楽しみにしてるから!

功名が辻、大好きだから!

 

 

 

 

 

----------------------------------

※11月7日 文章の一部を編集しました。

島津豊久の父(家久)、島津義弘、島津義久の三人を混同していましたので訂正を加えました。

 

関が原に参陣したのは島津義弘と、その豊久です。

誤って名前を挙げていた島津義久は、島津四兄弟(義久・義弘・歳久・家久)の長男で島津義弘の兄です。関が原には出陣していませんでした。

まぎらわしい文を書いてしまったことを、おわび致します。

 

 

あー、恥ずかしいよう!半可通はこれだからダメなんだ・・・もう!

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好きな色は青・深緑・赤白黒。大の武具甲冑好きにして生粋の日本刀フェチ。好きな刀の部位は今のところ鎬かな☆(刀身を光に照らした時にカッコイイ)。好きな恐竜の学名は“Eoraptor lunensis (暁の略奪者)”で好きなドロンボーはボヤッキー!
タバコ吸ってる人がキョロキョロした瞬間に灰皿を差し出し、時間を聞かれた時に誰よりも早く答えることを生き甲斐にしている。座右の銘は「当意即妙」。軽度のナルシズムは功罪一体で重度のサディズムは秘匿事項。手紙書き・片付け・シイタケが非常に苦手な、体長163cmの学名“Homo sapiens”でございます。
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